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教室での洗口画像

フッ化物洗口の実際

フッ化物洗口の実際

使用薬剤:

ミラノール(株)ビーブランド・メディコ・デンタル


使用濃度、回数:

保育園、幼稚園:250ppm、7ml、30秒間、週5回法
小学校、中学校:450ppm、10ml、1分間、週1回法


指示書:

年1回、毎年4月に校医が市長宛に指示書を提出


事業管理表:

各施設のクラスごとに
洗口液の調製法
洗口日
時間帯
コップの種類
洗口場所などを記載

各施設への見回りと指導

歯科衛生士:
初年度は毎月1回
2年目は年4回
3年目以降は年2回


薬剤師:
年1回
担当課のミラノール出納簿と各施設の管理簿を照合
洗口実施状況の確認、問題点のチェックと担当課への報告

フッ化物洗口実施施設・実施率(平成22年1月現在)

洗口実施施設:
市内の全保育園、幼稚園、小・中学校
私立幼稚園1、市立保育園10
市立小学校11
市立中学校3


対象者:
年中児〜中学3年生まで3168名
年中児 271名
年長児 290名
小学生 1715名
中学生 892名


実施率:>
年中、年長児 99.5%
小学生    99.1%
中学生    98.7%

尚、合併のため平成22年4月より小学校は9校に

フッ化物洗口の効果

う蝕罹患率の改善

山県市の12歳児のDMFT指数は、フッ化物洗口開始前の1.49から、毎年順調に減少し、平成21年度には0.37と著明に減少しました。


学校間格差の解消

フッ化物洗口開始前の平成16年4月には、DMFT指数が0.38〜3.8と小学校間で大きな差がありましたが、平成21年には0〜0.39と学校間格差が解消されました。
中学校では、0.93〜2.69が0.3〜0.55に、やはり学校間の格差が減少しました。


*DMFT指数とは

D:むし歯、未処置歯
M:むし歯に起因する喪失歯
F:むし歯に起因する処置歯
T:teeth(歯)
永久歯の一人当たり平均(D+M+F)の本数で、現在までに虫歯になったことのある歯の本数を意味します。


フッ化物洗口の現状

平成28年3月現在

平成16年〜平成27年までの12歳児、一人平均永久歯のむし歯本数の推移を示したグラフです。
山県市では平成23年以降、DMFT指数が0.1と、全国、岐阜県内の平均と比較しても、非常にむし歯本数が少ない状態で維持されています。
この平成23年からのデータは保育園・幼稚園よりフッ化物洗口を始めた子供たちを検診した結果です。
このことは、幼児期からフッ化物洗口を行い、歯の健康に関心を持ち続けることが、むし歯抑制に非常に高い効果をもたらすことを示しています。


フッ化物洗口成績〜平成27年



平成28年3月18日

中日新聞の紙面上に、山県市のフッ化物洗口・歯磨き活動とその効果が取り上げられました。


news



山県市の学校表彰

現在までに歯と口腔の健康づくりの成果として、山県市のいくつかの小学校が日本学校歯科医会会長賞、文部科学大臣賞を表彰されています。 詳細は「学校歯科」のページをご参照ください。

フッ化物洗口についてのお問い合わせ

山県市歯科医師会事務局または、
山県市子育て支援課 TEL 0581−22−6839
山県市教育委員会  TEL 0581−22−6844
NPO法人日本フッ化物むし歯予防協会
 WEB NPO法人日本フッ化物むし歯予防協会